越境ECをこれから始める方へ Vo.5-売上げの入金(クレジットカード、Paypalペイパル)について
こんにちは、このサイトを運営している松岡評(ひょう)です。
本ページをご覧頂きましてありがとうございます。
越境EC(クロスボーダーEC)は、国内でのECとどこか違うのか?代表的なものを挙げてみましょう。
今回は、「売上げの入金」です
越境、国内に関わらずビジネスで必ず確認しておかなくてはならないのは、この「売上げの入金」です。当たり前の話ですが、会社にお金が入ってこないことには、ビジネスが回りません。
B to Bの貿易ですと、T/T送金やL/Cが一般的です。T/T送金は、電信送金(Telegraphic Transfer Remittance)で国際間の銀行振込のようなものです。L/Cは、信用状(Letter of Credit)で貿易決済をよりスムーズにする手段として、銀行が発行する支払い確約書です。どちらも、銀行に手続きを依頼します。
クレジットカード決済とPaypalペイパル決済
B to Cの越境EC(クロスボーダーEC)の場合は、どうでしょうか?
海外の個人のお客様からの銀行振込は、手続きとしては可能ですが、一般的にはありません。送金手数料は銀行によりいろいろありますが、4,000~5,000円くらいが多いようです。数千円から数万円の商品の購入には、送金手数料が高くつきますので、普通銀行振込を利用することはまずないです。
BtoCの越境ECでの一般的な売上げの回収方法は、クレジットカード決済と、Paypalペイパル決済が一般的です。
1. クレジットカード決済
日本でもおなじみの決済方法です。VISAやMasterなとのクレジットカードでお客様が支払いができます。売上金の回収は、決済会社と契約を結ぶことにより可能になります。
決済会社はいろいろありますが、例えば、Stripeですと、弊社でも使用している越境ECサイトプラットフォームであるShopify(ショッピファイ)の管理画面で簡単に設定が出来ます。
Stripeの場合は、月額の固定費はなく、手数料は使った分だけ決済成立ごとに3.6%(2017年7月22日現在)です。
詳しくは、Sprintのウェブサイトhttps://stripe.com/jp をご参照ください。
2. PayPal(ペイパル)決済
日本でもだんだんとなじみが出てきた決済方法です。
PayPal(ペイパル)とクレジットカード決済の違いの一つは、お客様の支払時にあります。
クレジットカード決済の場合は、当たり前ですがオンライン上でクレジットカード情報を入力します。PayPalの場合は、事前に個人のお客様がPayPalアカウントを作っておけば、越境ECサイトで、PayPal情報を入れるだけで決済できます。カード情報の入力に不安な場合に便利です。
現在、世界で2億人くらいの人が使っていますが、これからも利用者は増えそうですよ。越境ECには必須の決済手段です。
法人アカウントと個人アカウントがありますので、詳細は、PayPalのウェブサイトhttps://www.paypal.com/jp/home をご参照ください。
3. 最後に
最後にとっても大事なことをひとつ。
決済方法を採用する場合は、必ず、自社側から見た入金システムと、お客様側から見た支払システムの両方を確認してください。
お客様にとっても、自社にとっても使いやすい決済システムを選ぶことが重要です。
キャッシュが入ってくる入金システムを、しっかり事前に確認して越境ECビジネスに取り掛かりましょう!
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